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2023/11/23

地植えの植物がうまく育たない(T _ T)のはなぜ?

 植物の生育環境も調べて、水やりもキチンとしている。

なのに、うまく育たない。。というお声を聞くことがあります。


先日はお庭づくりを検討中で連絡をくださった方とお庭のアレコレを話し、

「適地に植えたリュウノヒゲがうまく育ちません」とのお悩みもうかがいました。

植物の手入れもされている方で、植物の植え替えなど、ご自身で工夫されてました。


おてあげです〜
おてあげです。。。









結論から言いますと、

目に見えていない土環境が原因の場合が多いのです。


降雨のあとに水がはけず、ひどい場合には何日も水溜りになる。

粘土質の地盤ではよくあることです。


対策としては、

・庭にある排水環境をコントロールする

・土の高低差をつけたり、花壇などの構造物で高くしてから植える

・土壌改良した客土部分をつくり、根が生長できる環境に植える

・湿った環境への耐性がある植物を選んで植える


2019/10/16

目に見えない土の中:水と酸素

先週末の台風一過。
これ以上の被害がでないことをお祈り申し上げます。


施工させていただいたお庭の樹木は、この台風シーズン中はいつも気になります。

先日、お客様から
「台風の影響なくどの植物も元気です」とお知らせをいただき、ほっとしました。


気候風土をよんで、適したデザインを提案することを心がけています。

特に水の扱い、排水は重要。
水は植物にとって不可欠ですが、目に見えない土に含まれる水の動きと酸素、が大切です。















植物の調子がイマイチだな、と思う時は、土の状態も視野にいれるようにします。

目に見えない土を少し気にかけるだけで、植物が生き生きとしだします。

朝晩、冷え込むようなってきたので、そろそろ「寒肥のお知らせ」をお客様にだそうかと思っています。

因みに、寒肥は一番寒い時期で1月末〜2月初がおススメ。

ガーデンデザイナー 宮森有子

2019/02/06

冬の庭仕事:寒肥 2019

立春を迎え、気持ちも春めいてきた!

明後日からまた寒くなるらしいですが、日差しにウキウキします☆

冬の庭仕事、といえば、
寒肥(かんごえ)ですね!


植木屋さんなど、プロに依頼する場合、
肥料だけではなく、
土壌環境を整えることも考慮した寒肥をおこないます。
職人さんによるオリジナルブレンドなので、十人十色。
(まるで、カレーの香辛料ブレンドみたい^^)

職人さんの寒肥の様子は、
以前に紹介してます↓

寒肥を終え、春を迎える♪



今回は、ご自身で行う場合の、
ホームセンターで手に入る「寒肥」用の商品
2種類を書きます。

ステックタイプ(緑色の筒状φ3~4㌢、長さ40㌢)
※↑金額、確認しわすれた。。
※スティックをそのまま土にさして使用
(土の状態により、穴をあけるのに力が必要)

チップタイプで袋のもの
※5kg入/袋で1000円ちょっと。2〜3kg入りもアリ。
※説明では、高さ1M以上の樹木には1kgの使用目安。
※腐葉土や堆肥を混ぜてもよい、と書かれてます




































チップタイプもステックと同様、
結構な体力使います(*^^*)

最高気温が10℃を超えないこの時期の作業なので、
ご自身でされる方は、防寒対策をお忘れなく!

MIYAMORI-DESIGN.COM

2017/07/26

水は正直

数日前、釘付けになってしまったテレビの深夜番組
あなたの知らないパリ〜潜入!驚異の地下迷宮〜」

昨年の夏、初めてパリを訪ねただけに興味シンシンの内容でした。
地上部の華やかな建物だけを見て、帰ってきたのが悔しい〜

地下に刻まれた都市の歴史(採石場、人骨!)
生活者を支える設備(下水道)にも目を向けていたら、
パリ市内の観光やガイドさんとのお喋りももっとはずんだだろうに。。

いや、なぜにそこまで地下に興味が?と言われると、
実は庭づくりでも目に見えない部分がとても大切だから。

そう、土の状態や水はけ。

日当りがよく、風通しも良い、栄養も与えているのに、
なぜが植物がうまく育たない、場合、
土や水はけに注意してみてください。

水は当然のことながら高いところから低いところへ流れます。
平坦で水はけが悪い場合、水が留まりよどみます。

水は正直なので、庭づくりで水はけ、排水を考えるのはとても重要。
地味だけど、肝心カナメ。
と、庭づくりの際には実感するので、今回のテレビ番組の水の扱いにはとても興味をひかれたわけです。。


そうそう、昨年の夏に撮った写真を紹介します(^^)
オペラ座ガルニエの模型。
舞台ウラや演出の為の仕掛けが面白くて撮りました。
オルセー美術館に展示されている、オペラ座ガルニエの模型
テレビ番組をみた後は最地下も気になる。。2016.8撮影

オペラ座ガルニエ
この地上部からは想像できないほどの地下空間があるんですね〜
































美しい建物とそれを支える地下空間。
何かを創りあげようとする人のエネルギーをおおいに感じる都市です。

MIYAMORI-DESIGN.COM

2016/02/18

寒肥を終え、春を迎える♪

2月の後半に入りました。

撮りためた写真をいくつか掲載します。

2016.1.27 石山駅近くの公園にて夕方撮影
美しい夕焼け空に桜の枝(右)春よ来い!の時期でした


















さて、寒肥について
生垣バージョンです。
2016.1.28撮影 前日は雪が降っていましたが、この日は快晴!
注意!!雪が積もっている状態での寒肥はおこないません。雪が穴
に落ち、土の中でなかなか溶けず根っこを冷やしてしまいます。

※参考:生垣の高さ3m程
樹木足元を中心に、30cm程離れた位置に穴を掘ります。
今回は生垣なので、穴は等間隔。
深さは30〜60cm位 土の硬さで異なることがあります。
独自ブレンド&配合で施肥中






































栄養(遅効性肥料)だけでなく、土の健康維持が植物の体力と生長に必要なんですね。

人で言えば、美味しいものを食べたいけれど、運動も綺麗な空気も水も同じくらい大切だ、ということになるでしょうか。

こちらの生垣(カシ)、ウドンコ病にかかっており、
消毒も一緒にしていただきました。

うどんこ→うどんの粉のように白いものが葉についてるように
みえるから、ウドンコ病!
と植木屋さんのT氏から教わりました(^o^)
手入れ中のこうした会話も本当に楽しい時間です。


この日は、新緑の頃の害虫対策用の薬剤の作り方と使い方を
お客様と一緒に教わりました。

食品に使われる菌からつくられた消毒薬などを用いるので、
お子さまやペットのいるご家庭にも安心できる薬剤です。

お客様はとても喜んでおられました。

あとは、春を待つばかり〜♪






2015/10/18

ベランダのお気に入りコーナーづくり:寄植え時の土はどうしていますか?

ベランダの寄植え:既存土はリサイクル?処分?回収?



10月上旬、
モニター様(tomoさん)のベランダにて
一緒に新しい寄植えをつくり、既存植物の植替えをしました。

インテリアがお好きなtomoさんのベランダには室内とぴったりの
ナチュラル&シンプルな雑貨や鉢が集まっていました。

カフェのようなオシャレな室内から見えるベランダです。
お喋りしながらの作業はとてもはかどります!
作業中の私をtomoさんに撮ってもらいました。
1. 枯れたシマトネリコを処分し、鉢の既存土はふるいにかけ、
赤玉土等を混ぜて再利用。
※ ジメッとしたり、嫌な匂いやカビがついた土はリサイクルの前に消毒や天日干しで殺菌しましょう。私は新しい土の使用をオススメします。ホームセンターや園芸店では古い土の回収をしているところもあるようです。

! NEWS ! 
滋賀県大津市にあるアヤハディオ瀬田店では新しい土を購入すると、同量の古い土を引き取ってもらえます。電話で確認しました(*^^*)2015.10.17

2. 植物に必要な深さを考えて鉢を決め、鉢底ネット、鉢底石、そして土をいれる。

3. 植物の組合せ(高さ、色、ボリューム、生長スピード)を考えながら、仮置きしてみます。鉢に模様がある場合は正面をどこにするかを決め、植物の向きや傾きを調節。少し離れて全体のバランスがとれていれば、植え付けます。※土は鉢の高さから2㎝ほど下で収まるように。水やり時に土が流れず、しっかりとあげることができます。

寄植え完成♡
鉢底から水がでてくるまでたっぷり与え、植物の生育環境にあう場所に配置する。
草花の購入前には、ベランダの環境(日当り、風通し等)を知ることも大切ですよ。草花の生育条件と環境、そしてご自身の生活(水やりや手入れ、室内とのバランス)が合えば、なが〜く楽しむことができます^_^

※鉢底はできたら直置きでなく、レンガ等を置いて床から浮かせましょう。
真夏は床が高温になるので植物にとっては過酷。隙間があることで鉢の水はけを良くする。
という理由からです。
(tomoさんのベランダはタイル床で建物コンクリート床との隙間がありました)


この日は午前中に園芸店での買物へ同行(2時間)
ご一緒にランチ(1時間程)をしてからご自宅へ戻り、
午後から植込み作業→掃除→水やりで終了(2時間)
※移動はすべて車

「ベランダ掃除とステキな寄植えが同時にできてよかった」
と喜んでいただけました。

今回のような寄植え&ベランダ編のワークショップを企画しましたら、
お知らせいたしますね。

ご要望をうかがい、
「どんな眺めがほしいか」を一緒に考えながら
寄植えや鉢のレイアウトしていると気分もあがってお喋りが弾みます♪


次回は完成した寄植えたちを紹介します。

※掲載した写真はtomoさん撮影。
ご協力いただきありがとうございました。

ミヤモリデザイン事務所