2021/08/19

カナメモチが突然枯れた!原因は害虫?対策は?

残暑お見舞申し上げます。 

連日の酷暑、大雨。被害は最小に何事もないことを願います。

Image by Couleur from Pixabay 
physalis:ホオズキ










今回は、枯れてしまったベニカナメモチについて書きます。

実家の母から葉の色が一部赤茶色になっている、、と相談されてからあっという間に枯れたベニカナメモチ。反省と今後の注意点をまとめます。


以前に同じように、一本だけ突然枯れたことがありました。原因はテッポウムシで、樹木の根本から5〜6センチくらいのところに木クズが多くみられ、もう少し上には成虫になったカミキリムシが巣立った穴(直径1センチ)がぽっかりとあいており、何箇所かみられました。

ベニカナメモチの足元は下草で覆われ、全くみえない状態であった。これが害虫の発見がおくれた原因。

  • 下草は風が通るように手入れをしておくこと。
  • もし樹木の足元に木くずを見つけたら、即行動。どこからでているのか探して駆除。
  • 木くずがどこから出ているのか、特定できたら薬剤注入か細い針金で害虫を撃退。(穴の奥まで地道にたどる)とっても地味な作業です。

暖かくなってきたら、樹木の足元はよく注意してください。

私の感覚では、梅雨明けから気温上昇してくる頃〜9月中旬が要注意時期です。


生け垣に隙間がでてしまったので、後継者(樹)を考えているところです。

ガマズミ・ティヌスが今の候補


枯れたベニカナメモチを無駄にしないためにも、日々学び少しでも元気な植物が育つ庭をめざします☆(´;ω;`)☆

少しの晴れ間にシジュウカラの声が♪

Image by Capri23auto from Pixabay 









人にも植物にも心地よい庭づくり

気になる方は、ぜひお問い合わせください^^


心穏やかになれる、自然を暮らしのそばに

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ガーデンデザイナー 宮森有子

2021/08/05

「庭木の葉が変色してますが、大丈夫でしょうか」

たくさんの恩恵をもたらしてくれる庭ですが、美しく健やかな状態を保つための注意ポイントをご紹介します。








今回は、特に

5月から9月にかけて注意したい害虫について

この記事は、

「葉の色がおかしいのですが、このままでも大丈夫ですか?」というお客様の声をもとに書いてます。庭は育てる楽しみと同時にやはり手入れや気配りが必要です。

こうした声に私は育ててもらっています(*^人^*)


夏の終りに植えたミツバツツジ

↓イメージ画像

新緑時期の少し前、葉より先に花を咲かせる
Image by dae jeung kim from Pixabay
 









植えてから2年目の7月頃、葉が少し銅色になってきたそうです。

梅雨が長かったので、葉焼けとも考えにくく、原因がすぐには分からず即答できませんでした。

せっかく植えたんだから元気に育ってほしい!

ツツジグンバイムシによる被害ではないか、という結論に至り、それをお伝えしました。


個人でできる対処法としては、ホームセンター等で手に入るスプレー型の薬剤散布。


5月から9月にかけて卵から成虫になる過程で、葉が赤くなったり、ときには庭木を弱らせたりします。確かに、私の周囲にあるツツジなども、同じような状態の葉、ちょっと穴が空いた葉はみたことがあります。下手すると葉を全部食べられてしまい、美観が悪くなるので要注意。やはり、庭木はいきいきとした姿が一番!

全ての虫を駆除する必要はありませんが、植物を枯らしたり、人に被害がある害虫だけは必ず!対処。

見つけたら躊躇せず!駆除してください!!


他にも、すぐに対処!の要注意の害虫は?


【植物を枯らす可能性がある害虫】

  • カミキリムシ(幼虫:テッポウムシ)樹木の根元に木くずを見つけたら要注意!!

※上記のブログには虫の写真があります☆苦手な方はご注意を☆

幹の中で幼虫から成虫になり、直径1センチ程の穴をあけて幹からでてくる

※モミジや柑橘類は8月頃から観察すること


  • オリーブゾウムシ→カミキリムシと同様、樹木の根元に木くずを見つけたら要注意!!

立派なオリーブが枯れてしまった(;_;)

※上記のブログでは、植え替えをする決断をされたお客様について書いてます。

幼木ではなく、根元が直径5~6センチ位になる頃に被害にあいやすく、木クズに気づかず放置してしまうと、多くの穴があいてオリーブそのものが枯れる。実際に被害にあった樹木は無数の穴があき、枯死。本当に可愛そうなくらい穴だらけになります。


上記の2種類共に、木くずをいかに早く発見できるかがポイント!
樹木の足元に他の植物が茂りすぎる場合は、見逃さないよう注意して確認するとよい。


【人に被害がある害虫】触れると刺されて痛い!!

  • イラガ→小さなイラガが密集した葉は細かなレース状または、葉の緑が白く透ける状態になる。放置すると、成長したイラガが単独行動して葉を食べ始める。その時は地面にイラガの丸い3〜4ミリのフンが地面に多く見られるようになる。地面がコンクリートの場合は雨などで茶色くなる。

    カマキリはイラガを駆除してくれます













「庭木で注意したい害虫Part 1:イラガ、刺されないようにご用心!」
※上記のブログには虫の写真があります☆苦手な方はご注意を☆

※モミジ、ジューンベリー、ヤマボウシ、カツラ等の落葉樹でみかけることが多い。
滋賀県大津市の場合、
① 梅雨の後半でむし〜っとしてきた頃〜
② 9月〜10月前半



  • チャドクガ→主にサザンカ、ツバキの葉裏について、触れると刺されるので、必ず手袋を使用すること。サザンカもツバキも常緑樹で庭木として使いやすいが、害虫には要注意!

ツバキ:公園や遊歩道などでもよくみかけます
冬、花がとても美しい。
暖かくなってきたら、害虫に気をつけよう^^

(因みに、サザンカはツバキより花も葉も小ぶりです)











害虫の種類にもよりますが、初夏〜秋までが注意時期です。

あれ?いつもと様子が違う?と感じたら、よく観察して見てくださいね!


そして、

真夏の水やりは太陽がでていない早朝か夕方に(*˘︶˘*).。.:*♡


ガーデンデザイナー 宮森有子

MIYAMORI-DESIGN.COM


2021/08/04

【お知らせ】小冊子「庭づくりはじめてガイド」の完成 & 新築に伴う造園工事の施工例追加

 8月7日は立秋だそうですが、まだまだ暑いですね。


はやく涼しくなってほしい(;´Д`)ですが、真夏の夕焼けとサルスベリの組み合わせはとても美しく大好きな風景。

だから、あともう少しこの暑さを味わおう♪


















鮮明なピンクのサルスベリの花を見ると、今までの夏の出来事が次々と思い出されます。楽しかったことも、悲しかったことも。。 


陽がでていない夕方の散歩は、ご近所のサルスベリと涼風、そしてパステルカラーの空に癒やされます。

 



さて、今回の本題。


ようやく、

  • 小冊子のリニューアル
  • ホームページの施工例の追加
が完了しましたので、お知らせいたします\(^o^)/
(※ホームページのブログでも紹介していますのでよかったらご覧ください)


 小冊子「庭づくりはじめてガイド〜思いどおりの庭をつくりたい方へ〜

  • 庭はほしいけれど、どう伝えていいのか分からない
  • 今ある庭をもっと自分好みにしたい
  • 建物との統一感のある外構や緑づくりに悩んでいる

など・・・

 

庭づくりや外構を自分好みにしたい!という最初の一歩を踏み出すための内容になっています。

 

小冊子「庭づくりはじめてガイド」表紙
小冊子「庭づくりはじめてガイド」P2

※小冊子をご希望の方は、ホームページのお問い合わせか電話にてお知らせください。


ホームページには、施工例9を追加しました

「新築に伴う造園工事」→「施工例9」が新しく追加した内容です。

 

庭や外構のイメージづくりから施工完成に至るまでと、デザインのこだわりを詳しく紹介しています。造園についてよくわからない。。けれど、自分好みの外構や庭にこだわりたい方には、興味をもっていただける内容になりました。



小冊子、ホームページ共に

コピーライターの河本樹美さんに協力していただき、完成☆

 


庭づくりって楽しそう!

と感じてもらえる内容なので、ぜひご覧ください。

そして、一緒に思いどおりの庭づくりへの一歩を踏み出しましょう!


ものづくりは打ち合わせや準備期間もワクワクしながらが一番いいものができます。

気になる方は是非、お問い合わせください。



ガーデンデザイナー 宮森有子

MIYAMORI-DESIGN.COM