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2025/05/13

憧れのペイリーパークを訪ねました☆NYへの旅 1

 長年の憧れだったニューヨーク・マンハッタンにある小さな公園

今の仕事をするきっかけのひとつとなった、

ペイリーパーク

感動の熱が冷めないうちに書きましたので、
ご一読くだされば嬉しいです^^

新緑の5月
実際にそこに身をおくと、
プライベートのお庭のようでとても安心感のある空間でした。

その理由は、ちょっと調べてみて納得。
私設公園、とのこと。

そして、写真はこちら!
(滝の前の椅子に腰をおろし、存分に空気感を堪能した後に撮った写真です↓)

5月、朝の8時に開園。夜間や冬はゲートが閉まるようです
ホームページでのブログは、写真をClick!


辿り着くまでのビル群と都市の喧騒、大勢の人の波から

足を踏み入れると一変。


私を包み込んでくれるような、穏やかな空気が流れていました♪

滝の音で喧騒は和らぎ、通りの一方向だけ開かれた場所です。

通りからはテーブルと椅子があるだけのように見えますが、写真の右レンガのあたりにとっても小さな売店(店舗?)があります。

事前にGoogleマップで調べ、オープン時間とフードをチェックしておいたので、定番のハンバーガー、コーヒーを頼みました。
待つこと数分、いや5分くらい?

とろけるチーズ、熱々のパティが入ったバーガー!!
それを、頬張る

☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
んまっ〜


新緑の5月の朝は少し肌寒く、ホットコーヒーも美味しい〜
滝に一番近い席で、ボーッとあたりを眺め、その時間を堪能しました。


ちょうどいい塩梅の人との距離感、木漏れ日、滝の音と水飛沫によって循環する空気。
気持ちよかったです。

通行人の姿、オーダーの飲み物や食べ物をつくるお兄さんの姿、
お喋りをしている人、PCで仕事?する人、観光らしき人たち。

ヒトやモノとの距離感や空気感というのは、実際にそこに身をおいてみて初めて分かる、
というか感じるもので、私はとても大切にしています。

人が求めているもの、必要としているものを適切な場所に設ける、
具体的なカタチにするというのは、こういうことだ、
と体感できるよい時間となりました。

公共空間はそこから派生する様々な動きがあってまた面白い。

この旅では、行きたかった公園をいくつか訪ねました。
☆セントラルパーク
☆ハイライン

またの紹介をお楽しみに。




以下、ご参考まで。

今回のペイリーパークを知るきっかけになった書物は、私が学生の頃に出会ったものです。

「アメリカンランドスケープデザインの思想」
都田 徹・中瀬 勲 共著



























設計したロバート・ザイオンさんへのインタビューから、思想や生きざまが伝わり、感銘を受けたのを今も覚えています。



最後までお読みくださり、ありがとうございました。




心穏やかになれる、自然を暮らしのそばに

2021/05/20

ウィリアム・モリスのレッドハウスの庭と♪鳥の声

 ブログ、ご無沙汰してました。

今年は予想外に早い梅雨ですね。

ちょうど3年前の今頃を思い出しましたので、

この機会に、初の動画投稿します!


鳥のさえずりもいい感じにはいってます♪


テキスタイルで有名なウィリアム・モリスですが、庭空間にも自然との関わり方の思想がしっかりと感じられます。

以前に書いた記事はコチラ

私の好きな庭:ウィリアム・モリスのレッドハウスの庭 イギリス2018.5


最高に美しく、気持ちよかったレッド・ハウスの庭
2018年5月、撮影 「また行きたい!」
テキスタイルで有名なウィリアム・モリスの新婚時の
住まいがレッド・ハウス。(ケント州ベクスリヒース)

庭づくりでは、お施主様にその空間でどんな体験をしてもらえるのか、を大切にしたいと改めて思いました。

人間がもつすべての感覚で味わえる庭

リモートや視覚情報が増えた今だからこそ、

すべての感覚で受け取る心地よさ、が身にしみます。


もうすぐアジサイの季節、隙間時間に外にでて

梅雨ならではの美しさを感じてみます♪

ガーデンデザイナー

宮森有子

2020/09/25

瑠璃光院@八瀬

朝晩が肌寒く感じられ、あの猛暑がもう懐かしくなりました。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。

とてもムシムシ蒸し暑〜い梅雨時期の、
とても爽やかで感動の写真を思い出したので、シェアします^^


















7月21日
京都の八瀬にある瑠璃光院へ(*˘︶˘*).。.:*♡

石山寺駅から三条京阪〜そして、バスに乗り
ワクワクしながらの到着。

午前11時頃、
水が打たれており、しっとりと清々しい空気が漂ってました。


















木漏れ日が苔をより一層輝かせ、石段をのぼる毎に、気分が高揚します。

































































数寄屋造りの2階へあがると、
青もみじが写経机に映し出され、あまりの美しさに涙がでそうになりました。
ただ、ただ美しくて、心奪われるとはこのことです。

美しい自然、に見えますが
とても手入れがされてます。

作意が感じさせない、という技。
虚栄心、ミテミテ!っていうのが全く感じられない、のが凄すぎる。

無心。
ただ、そこにある自然に目を向けて一番輝くように配置され、手入れされている。
人が作っているところと、自然の境界がまったくない。感じない。

自然の美しさを最大限に引き出すための労力にも圧倒されました。

必要なものだけが、ある。

それがとても贅沢で高貴な雰囲気をつくりあげていました。

気がつけば秋♡
特別拝観があります!また行こう(^^)

ワクワク&ドキドキの楽しみは私にはとても大切なもの、と改めて感じました。


心穏やかになれる、自然を暮らしのそばに

2019/02/19

私の好きな庭:ウィリアム・モリスのレッドハウスの庭 イギリス2018.5

昨年の5月のこと、
初めてレッドハウス、
テキステタイルで有名なウィリアム・モリスの(新婚時期の)家を訪ねました。
















レッドハウスはもちろんのこと、想像以上によかったのは庭。

ベンチに座って庭を眺めていたはずなのに、あたたかい陽射しと木陰、鳥の鳴き声と心地よい風に吹かれていると、うたた寝をしてしまった〜

ちゃんと観察しよう!と思っていたのに、全身の力がぬけて、頭もぼんやり〜何も考えられない、考えたくない、という心?魂?の解放時間となってしまいました^^;

庭って、人と自然がつくりあげる楽園、と肌で感じました。

庭、といってもほんとうに様々な形態があるけれど、持ち主の心や思想が源になっている。常に持ち主の心の状態が表れますよ。
(ひゃ〜〜*^^*〜〜)
友人が撮ってくれた写真です





















↑めっちゃいい気分で散歩してる私。
昨年の5月、多忙を極めていた時期だっただけに、
天国のような空気感と色彩すべてが鮮明に脳裏に焼き付いてます。

今回訪れたレッドハウスの庭ですが、現在はナショナル・トラストが管理しています。
事前に予約すれば、ボランティアの方がとても丁寧に案内してくださいますよ^^

庭や自然の恵みは慌ただしい現代こそ求められているのではないかな?
なんて大きなことに思いを馳せた旅でした。

ガーデンデザイナー 宮森有子
MIYAMORI-DESIGN.COM

2017/10/10

私の好きな庭の紹介:大徳寺龍源院の東滴壺 京都

三連休はいかがおすごしでしたか?

ご家族でお出かけされた方も多いことと思います。

私はプライベートで丸一日心身ともに完全燃焼(*^^*)。。

翌日は疲れすぎて、気持ちも苛立ち、どうしても穏やかにはなれませんでした。。

京都、大徳寺塔頭の龍源院にある庭
東滴壺
撮影は20年ほど前になります














こういう状態の時、窓の外から聞こえる鳥の声、そよ風、木の葉に癒やされます。

ぼんやり眺めていると、「疲れた時は休んでいいんだよ〜」って言われている気分になりますから不思議だなあ。

こういう時に、思い出すのが東滴壺という庭。

ほんとうに小さな庭なのですが、人生で大切な何かを語りかけてくれる、私にとっては大切な存在。

作庭は室町時代で、作者不明なのですが、時を超えて、こちらに訴えてくるものがあります。

私自身が落ち込んでいる時、苛立っている時、つまり心がざわめく時にふと思い出す、心の拠り所のような庭です。

時を超えて、支えてくれる存在がある、ということに感謝です(^人^)

庭といっても、時代や場所によってさまざま。
あなたはどんな場所や庭が好きですか?

今回は個人的な好みの庭を紹介いたしました。

いやあ、久しぶりに行ってこようかな。
私を呼んでるんじゃない?^^

ガーデンデザイナー 宮森有子