2015/10/28

庭そうじにあると便利な道具、熊手(くまで)

これからの庭そうじ!といえば、
落ち葉かきですね〜

コンクリートの上は普通のホウキが便利なのですが、

芝生や植栽のある土の上は熊手が活躍します。

ミニ熊手、とか、熊手(小)なら、65㎝程。
女性にも扱いやすいですから、オススメです。

写真はホームセンターで購入した竹製の熊手。
犬にイタズラされて歪みが。。


















落葉をガサ〜っとかき集めてくれるから気分爽快!
広いお庭の方は本格的な熊手(大)がよいです。

そして、「み」とか「てみ」とよばれる道具があれば、
チリトリのようにして使えて、作業が進みます。

以前のブログ、
ベランダ寄植え時(↓写真)に使っていたオレンジのものが、
「み」「てみ」です。
土を運んだり、草取りに使ったり、チリトリとしても使える、便利な道具です。
上はプラスチック製。色は緑等もありますよ。
昔は竹製だったようです。
















道具好き方であれば、お気に入りを探す時間も楽しいですね!
熊手もほんとうにいろいろあります。
道具は奥が深い。。

庭そうじを完璧にしよう!とは思わず、
できるところから少しずつしてみてください^_^

部屋の掃除よりも達成感がある。私だけか?。。

少しずつ、なが〜く続けられるのが人にも庭にもよい。

そのためには、手入れにかけられる時間や費用を考えて、庭づくりをするのがポイントです!














落葉って
パリっと踏むと、ふんわり〜と香るのがいい。
目を閉じると、まるで森林にいるような気分に☆

私が東京に住んでいた頃は、自然を求めて公園によく行きました。降り積もった落葉をパリパリ踏んで、疲れた脳みそをほぐしていました。

落葉で焼き芋できたらもう最高でしょうね〜
庭との美味しい関係も大好きです(^o^)

ガーデンデザイナー 宮森有子
ミヤモリデザイン事務所

2015/10/24

いろんな声を聞きながら庭づくり。子供の砂遊びから思うこと。

当たり前のことですが、
人は面白そうなところに参加したくなるのですね。
アイデアをだし話し合い、手を動かすと・・
何かがあらわれ、カタチを見せはじめる。

子供たちの砂遊びをみて思いました。
最初は別々だったけれど、いつのまにかいっしょに・・・
アイデアをだし、話し合いながら何かできてるようです。
人の行動観察には庭づくりのヒントがいっぱい。
 いろんな声を聞くと、よりよいものがうまれます。

お施主さまとの打合せにはじまり、最終案の図面ができたら、
次は現場。
職人さんの手によって庭がカタチをみせはじめます。

私は現場でデザイン監理という役をします。
お施主さまと共有した庭のイメージを職人さんに伝え、話し合い、
現場での細部のおさまりを調整します。

ただし、デザイナーの自我を押し付けるのではなく、
お施主さまの生活や使い勝手、美意識を考えてのこと。
職人さんはそのことを敏感に察知されています(*^^*)

いろんな声をちゃんと聞く、ということを心がけています。

イメージはぼんやりしていても、話すことで何かがみえてきますよ!

ミヤモリデザイン事務所


2015/10/21

庭木への水やり;秋の乾燥にはご注意を

ここのところお天気がよく、気持ちよい日が続いています。
日中は汗ばむほど。

植物を屋外で育てておられる方は、
秋の水やりをお忘れなく!

特に植えたばかり、という場合は要注意。
夏が終わっても、この乾燥時期はまだ水やりをしてください。

水やりや観察してると、樹木のなかには赤褐色になるものがあったりして、ん〜元気がないのかも、、と心配になるかもしれません。















同じ樹種でも場所や日当り具合によって色がちがったり、
樹種によって紅葉の色、落葉時期はさまざま。

枝がしなる状態ならちゃんと生きていますので、ご安心を。
枯れている場合は、枝がポキっと手で簡単におれます。
春の新芽がでているかどうかも、枯れているかどうかの判断になります。

ちょっと不安にさせられるのは、紅葉が赤褐色の樹木です。
アオダモは赤褐色になり、シックな落ち着いた色合い。
地域によって異なるかもしれませんが、モミジより紅葉時期や落葉時期が早いです。(ワタシ観察では)

因みに、クヌギ、ヤマコウバシは落葉樹なのに枯れ葉を枝につけたまま冬を越しちゃいます。
えっ!枯れている〜と焦りそう・・ですが、春に芽吹いてちゃんと入れ替わるのを確認してくださいね(^^)

秋、もしも花がしんなりとヘタっていたら、すぐに水やりを!

ああ、秋の定番のモミジ。紅葉が楽しみ〜
美しいもの、好きなものをそばにおきたい、という気持ちはいつの時代も同じですね^^

ガーデンデザイナー 宮森有子
MIYAMORI-DESIGN.COM

2015/10/20

ベランダのお気に入りコーナーづくり Part2:寄植え完成!

ベランダ編の続きです。

モニター様(tomoさん)のベランダに
好きなものたちを集めたお気に入りコーナーができました!

ベランダにルンっと心弾むお気に入りコーナーがあれば、
毎日の洗濯物干しもちょっとだけ楽しくなりますね。


tomoさん、お写真のご協力ありがとうございました。
+α!部屋からの眺めを考えながら、
ベランダにテーブル&イスを配置すると室内リビングとつながって
屋外のくつろぎスペースのできあがり。

お茶をしたり、気分転換にぼんやりしてみたり、
自宅にいながら!家事や育児のスキマ、ひとり時間を
楽しむことができそうですね。

休日の昼下がり、自宅ベランダでビール!も贅沢な時間です。


ミヤモリデザイン事務所





2015/10/18

ベランダのお気に入りコーナーづくり:寄植え時の土はどうしていますか?

ベランダの寄植え:既存土はリサイクル?処分?回収?



10月上旬、
モニター様(tomoさん)のベランダにて
一緒に新しい寄植えをつくり、既存植物の植替えをしました。

インテリアがお好きなtomoさんのベランダには室内とぴったりの
ナチュラル&シンプルな雑貨や鉢が集まっていました。

カフェのようなオシャレな室内から見えるベランダです。
お喋りしながらの作業はとてもはかどります!
作業中の私をtomoさんに撮ってもらいました。
1. 枯れたシマトネリコを処分し、鉢の既存土はふるいにかけ、
赤玉土等を混ぜて再利用。
※ ジメッとしたり、嫌な匂いやカビがついた土はリサイクルの前に消毒や天日干しで殺菌しましょう。私は新しい土の使用をオススメします。ホームセンターや園芸店では古い土の回収をしているところもあるようです。

! NEWS ! 
滋賀県大津市にあるアヤハディオ瀬田店では新しい土を購入すると、同量の古い土を引き取ってもらえます。電話で確認しました(*^^*)2015.10.17

2. 植物に必要な深さを考えて鉢を決め、鉢底ネット、鉢底石、そして土をいれる。

3. 植物の組合せ(高さ、色、ボリューム、生長スピード)を考えながら、仮置きしてみます。鉢に模様がある場合は正面をどこにするかを決め、植物の向きや傾きを調節。少し離れて全体のバランスがとれていれば、植え付けます。※土は鉢の高さから2㎝ほど下で収まるように。水やり時に土が流れず、しっかりとあげることができます。

寄植え完成♡
鉢底から水がでてくるまでたっぷり与え、植物の生育環境にあう場所に配置する。
草花の購入前には、ベランダの環境(日当り、風通し等)を知ることも大切ですよ。草花の生育条件と環境、そしてご自身の生活(水やりや手入れ、室内とのバランス)が合えば、なが〜く楽しむことができます^_^

※鉢底はできたら直置きでなく、レンガ等を置いて床から浮かせましょう。
真夏は床が高温になるので植物にとっては過酷。隙間があることで鉢の水はけを良くする。
という理由からです。
(tomoさんのベランダはタイル床で建物コンクリート床との隙間がありました)


この日は午前中に園芸店での買物へ同行(2時間)
ご一緒にランチ(1時間程)をしてからご自宅へ戻り、
午後から植込み作業→掃除→水やりで終了(2時間)
※移動はすべて車

「ベランダ掃除とステキな寄植えが同時にできてよかった」
と喜んでいただけました。

今回のような寄植え&ベランダ編のワークショップを企画しましたら、
お知らせいたしますね。

ご要望をうかがい、
「どんな眺めがほしいか」を一緒に考えながら
寄植えや鉢のレイアウトしていると気分もあがってお喋りが弾みます♪


次回は完成した寄植えたちを紹介します。

※掲載した写真はtomoさん撮影。
ご協力いただきありがとうございました。

ミヤモリデザイン事務所







2015/10/15

シュウメイギク(赤・八重)が咲きました!

写真とメールをいただきました。

手入れの時はまだ蕾でしたが、翌日咲いたそうです。

庭竣工後、初めての秋
シュウメイギク(赤・八重)2015.10.8


































miffysanが添えてくださった追伸を紹介させていただきます。

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P.S.母の実家のお寺の境内に、たくさん咲いていたシュウメイギク。

亡くなった大好きなおばあちゃんが植えたものですが、
おなじ、八重の赤い花でした。
なんだか縁を感じて、より大切にしようと思いました(^^)/ 
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シュウメイギクの花がおばあさまの笑顔のようにもみえます。

人と花の出会いには不思議なご縁や物語があるのですね。
じ〜んとしてきます。

写真とメールを送ってくださり、ありがごうございました。

ミヤモリデザイン事務所


庭木で注意したい害虫Part 2:イラガ、刺されないようにご用心!

イラガの見つけ方、ポイントの紹介(私の場合)

イラガの居場所をつきとめ、駆除したい方へ
私の場合、以下を手がかりに探します。

⚠以下、虫の写真がありますので、苦手な方はご注意くださいね(*^^*)
  1. 葉が透けている(下の写真モミジの葉ウラ:幼虫2~3mmが集団生活)
  2. 葉に食べられた形跡がある(幼虫が1㎝前後になる頃から単独行動している)
  3. 小さな(0.5㎜〜4㎜)の茶〜黒のフンが集中して落ちている
1. 葉が透けている
体長2~3mmの時は集団行動。



↑こんな具合で葉ウラにつき、モシャモシャ食べます。
2. 葉に食べられた形跡がある(上写真)
3. 幼虫の下はフンが
大量に落ちている 







































Part 1に書きましたが、幼虫がまるまる太って2.5㎝くらいの大きさになると、幹や枝に繭をつくります。見つけたら、繭も駆除したほうがよいです。羽化して蛾になると葉に卵を産み付けます。


完全な駆除は難しいですが、自然の力に任せることもアリ。
イラガ駆除の救世主!?カマキリさん
実験:イラガには悪いことしましたが(ゴメン!)
カマキリに見せたらやっぱり食べます。
1匹でお腹がいっぱいなのか、
2匹目イラガは食べませんでした

















樹木についた卵はそのままに〜

(私の観察)チビカマの成長期とイラガ発生時期(1回目)は重なっているようです。

食欲旺盛のチビカマ達の活躍に期待!

手に負えない場合は、薬剤駆除や植木屋さんの手をかりた方がよいです。
(薬剤散布は小さなお子様がいるご家庭や住宅密集地では気をつけて使って下さいね)

ちょっとしたスキマ時間にほんの少しだけ手入れや観察、駆除をすると
庭との距離がぐっと近くなりますよ。
自然は手をかけると何かしら応えてくれます^_^

ガンバラナイほどほどの手入れ
庭となが〜くつきあうコツですね。

ミヤモリデザイン事務所