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2020/05/07

庭づくりは誰に?どこに相談したらいいのでしょうか?決め手は何?


庭のイメージスケッチ©miyamori design





















鳥のさえずり、心地よい風、木漏れ日をあびて一服する。
穏やかな気持ちになれるお気に入りの場所が庭。

いざ、つくりたい!となると、知り合いや口コミ、ネット検索が情報手段になることと思います。

造園会社、植木屋、左官屋、エクステリア会社、デザイン事務所、ホームセンター、園芸店などど。沢山ありすぎて、一体どこに何を相談するのがいいの?となることと思います。

私の経験上、どんな風に捉えているかというと、
  • 植物や鉢、土など豊富な材料、旬のものを扱う、園芸店やホームセンター
  • 植物や石、水などの自然物の扱いが得意なのは、植木屋さん
  • 切石、コンクリート製品、ブロックなどが得意なのは、左官屋さん
  • フェンスやカーポート屋根、門扉等のアルミ製品や照明は、エクステリア会社
  • 上記をすべて扱い、完成までの全てを担い、現場に応じた職人と監理を行う、造園会社
  • デザインと設計業務がメインで、現場に応じた施工者と監理を行う、デザイン事務所や会社

たくさんあります。
同業であっても、それぞれの特徴がありますので、施工例、人をみること!

電話や、メール問い合わせをして資料を取り寄せたり、直接会って、施工例をみせてもらい、話をしてみるのが一番いいです。きっと相性がわかると思います。

「どこの誰に依頼するか」はとても重要

なぜなら、庭づくりは既製品の組み合わせではないから。
同じ材料でも、仕上げ方、扱い方、細部の納まりで完成度が異なります。

【お気に入りの庭がほしい!という方へアドバイス】
基本は、あなたの話を聞き、受け止め、些細な疑問や質問にも丁寧に対応してくれるところに依頼するのがベスト、です。

あなたの話していることが伝わらない、理解してもらえない、違和感がある時は、打合せを無理に進めない方がいい。
双方の意思疎通ができて信頼関係があってこそ、いい庭、お気に入りの庭ができあがるのですから。

一緒につくりあげるんだ、という意識で打合せに望むのがベストです。
固く考えずに、コレは好きだけど、こういう感じは嫌い、というのを伝えるといいです。


ファーストプランが有料の場合は、

①まずは施工例をみましょう。
つくり手によって庭の雰囲気は多様です。
同じ図面であっても、誰が現場のデザイン監理をするか、どの植物をどんな風に選ぶかで仕上がりが変わってきます。例えば、同じ樹木であっても樹形、傾き、見せ方はつくり手が選び、植えるので、出来上がりに影響します。

庭が完成してからもメンテナンス等でお付き合いが続くことが多いので、

②次に大切なのは、
あなたに対応する窓口が誰であるのか、ということが大切になります。
例えるなら、あなた専属の美容師さんを誰にするのか、です。

最初の連絡→庭づくりの打合せや相談→施工期間中のスケジュール管理やデザイン監理の詳細確認を誰に、どの会社にしてもらいたいか、ということです。
デザイン内容はもちろんのこと、完成に至るまで信頼して任せようと思える人であるかを、初顔合わせの相談時に確認してください。

お客様との信頼関係があてこそ、つくり手であるデザイナーや設計者のチカラは発揮されます。
庭づくりの打合せの時は、遠慮せずに何でも話してみてくださいね!

次回は、
私が庭のデザインで大切にしていることを書こうと思います。

ぜひ、ご覧ください^^

ガーデンデザイナー 宮森有子

心穏やかになれる、自然を暮らしのそばに

2019/10/16

目に見えない土の中:水と酸素

先週末の台風一過。
これ以上の被害がでないことをお祈り申し上げます。


施工させていただいたお庭の樹木は、この台風シーズン中はいつも気になります。

先日、お客様から
「台風の影響なくどの植物も元気です」とお知らせをいただき、ほっとしました。


気候風土をよんで、適したデザインを提案することを心がけています。

特に水の扱い、排水は重要。
水は植物にとって不可欠ですが、目に見えない土に含まれる水の動きと酸素、が大切です。















植物の調子がイマイチだな、と思う時は、土の状態も視野にいれるようにします。

目に見えない土を少し気にかけるだけで、植物が生き生きとしだします。

朝晩、冷え込むようなってきたので、そろそろ「寒肥のお知らせ」をお客様にだそうかと思っています。

因みに、寒肥は一番寒い時期で1月末〜2月初がおススメ。

ガーデンデザイナー 宮森有子

2015/10/15

シュウメイギク(赤・八重)が咲きました!

写真とメールをいただきました。

手入れの時はまだ蕾でしたが、翌日咲いたそうです。

庭竣工後、初めての秋
シュウメイギク(赤・八重)2015.10.8


































miffysanが添えてくださった追伸を紹介させていただきます。

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P.S.母の実家のお寺の境内に、たくさん咲いていたシュウメイギク。

亡くなった大好きなおばあちゃんが植えたものですが、
おなじ、八重の赤い花でした。
なんだか縁を感じて、より大切にしようと思いました(^^)/ 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

シュウメイギクの花がおばあさまの笑顔のようにもみえます。

人と花の出会いには不思議なご縁や物語があるのですね。
じ〜んとしてきます。

写真とメールを送ってくださり、ありがごうございました。

ミヤモリデザイン事務所


2015/09/03

DIYデッキ&パーゴラのある庭 Part1


本日、二度目の投稿です(^_^;)
私の場合、植物だけでなく、構造物も扱います。
デッキとパーゴラは部屋からの眺めをつくる額縁となり、
室内と外をつなぐ役目をしています。
デッキは屋外リビングとしてもお使いいただけるよう、広めにしました。






















お施主さまご自身で、施工。なんと!木材、道具も全て準備なさいました。

私は?というと、
庭全体のデザインを提案し、
デッキ&パーゴラの詳細図面、模型の制作→その後、職人さんが束石を施工。

その先の施工は、全て、お施主さま(^o^)

正直申しますと、お施主さま作業中の怪我等が心配でした。

造園や建築とは違う、お仕事をなさっていますから。
そして、限られたお休みの日に屋外での作業。
しかし、そんな心配は無用でした。

「建築好き」のお施主は、週末を利用して、まもなく完成✨

あまりにも感動して、撮影させていただきました。

職人さんの道具や私のリュック等がデッキに置いたままだけど、撮影。

限られたお休みにこつこつと積み上げてこられたんだな〜と思うと、
感動の涙(T_T)ううっ


↓は実際の打合せで持参したもの

デッキ&パーゴラの模型


これを見て、
お施主さまの「建築好き」魂に火がついたそうです^^
デッキ&パーゴラの詳細図面と模型を使ってプレゼンしました
立体になるとお互いの理解が深まり、会話も弾みます






















複雑な構造物やお部屋からの見え方というのは、図面だけでは伝わりにくいので、できる限りお施主様にイメージしてもらいやすいように模型やイメージスケッチを駆使します。どんなものができあがるのかが分かると、職人さんにも伝えやすいですし。


私の役割は、庭づくりに関わる人が全員が、同じ目的とイメージを共有してもらうこと。

さて、デッキ&パーゴラの完成後はいよいよ植物の植込み♡

そこからは奥様がご担当です!庭は素敵なご夫婦のコラボ作品。
いいなあ〜

植物好きの奥様からのご相談からはじまった庭の提案でしたから、
本当に楽しみにしてくださっています(^^)

「好きなものを植えて楽しんではいるけれど、もう少しすっきりさせたい!いちど庭を見にきてもらえるかしら・・・」

のひと言から庭づくりの提案がはじまりました。

最初のご依頼内容は庭全体のラフ図面作成、だったのですが、話が盛り上がりデッキ&パーゴラ図面、植栽計画図まで作成することになりました。

(※ご相談については、ホームページの「庭ができるまで」をご覧ください。

秋からは植物が入り、
また新たなドキドキワクワクがはじまります。

お施主さまとつくる庭づくり。
参加させていただけることに感謝いたします。

PS.
N様ご夫妻へ〜写真掲載のご協力有難うございました

ガーデンデザイナー 宮森有子