2020/06/03

鉢植えのアジサイ。花が終わったら、どうするの?地植えにできますか?

鉢植えのアジサイは花が終った後、そのまま地植えにできます
















先日、「どうすればいいの?」
と知人から質問されたので、ブログで書くことにしました。

もちろん、鉢植えのままで翌年も花を楽しめます。
花後は葉だけになり、冬は葉が落ち、春に芽吹く。

※注意点は、
・園芸店でみる沢山の品種のどれもが地植えに適するかは、ちょっと不確かということ
・花色も地植えにすると、土のph(アルカリ性〜酸性)により、購入時の色を保つのは難しいということ


今はこんな感じです























↑我が家では、「隅田の花火」という品種がもうすぐ咲きます。

7年ほど前、母から鉢植えの状態でもらい、玄関近くの建物際に植えたアジサイ。

そう(*^^*)
鉢植えのアジサイを地植えにし、根付いたという実例です。

この地植えにまつわる
我が家の「隅田の花火」エピソードを少し紹介させてもらいます♪
ご興味ある方は、地植えをお試しください。自然の力には驚かされますから!

7年前のこと

母「このアジサイ、もう咲かないわ。欲しいのなら、もっていってもいいよ〜」
私「そうなん?じゃ、もらう」

我が家に持ち帰り、
雨があたる建物の際近くに植え、剪定もせずに放任で育てますと、、
(育ててはいない?^^;)
翌々年くらいに見事に咲きました。
その頃、うちの子達がまだ小さくて、私自身マメな水やりも手入れもできない放置状態でした。

果報は寝て待て、です(*^^*)
母は、マメな性格なので手入れ時に花芽を切ってしまっていたのでしょう。

私の母のように

きっちり手入れをしてしまう人へ:アジサイ編


秋以降の剪定はNGです!花芽が形成されるので、翌年の花を見たい人は切らないで〜
※秋までの剪定にしましょう

育てる時のポイントは、

乾燥するGWや秋の湿度が低い時期、多少観察が必要です。
→アジサイは水が切れると、葉がヘタってくるので水やりに気をつけること
→雨があたるブロックの際や建物の際など、保水しやすい場所がオススメ
→半日、日が当たれば十分。真夏の地植えは避けること


毎年、この時期になると立派な花を咲かせます。
で、
母との今年のやりとり。

母「あんたんとこの、アジサイ綺麗やな〜」
私「お母さんがくれたんだよ、覚えてない?」
母「そうやった?それほんま綺麗やなあ、私もほしい」
私「(✽ ゚д゚ ✽)じゃ、咲いたら切り花にしてあげるし、挿し木してみたら?」←以前のブログに記事あります)
母「ありがとう」


実はこのアジサイはご近所の奥様からも評判なので、今年もおすそ分けする予定です。
開花するとこんな感じ、清楚です
2014年撮影






















こういうちょっとした交流が楽しく、好きなのです(*˘︶˘*).。.:*♡

花が終わったからといって、鉢植えのアジサイを捨てないでくださいね〜

ガーデンデザイナー 宮森有子

心穏やかになれる、自然を暮らしのそばに








































2020/06/02

「ガーデンデザイナーという職業、あるんですね。初めて知りました」

長い自粛生活が解除になり、少しずつ気持ちが軽くなってきたところで♪

素敵なイギリスの庭写真、アップします。
最高に美しく、気持ちよかったレッド・ハウスの庭
2018年5月、撮影 「また行きたい!」
テキスタイルで有名なウィリアム・モリスの新婚時の
住まいがレッド・ハウス。(ケント州ベクスリヒース)
以前にブログで紹介。よかったらご覧ください。
























我が家は2月末から子どもたちの休校だったので、仕事での外出以外はず〜っと一緒にステイホームしてました。

が、さすがに、大人時間を過ごしたくて、先日は久々にネイルサロンへ。
庭の仕事してるのに?と思われそうで今まで封印してましたが、
ストレスMAX(*_*;になった時や、そうなりそうな時の自分をいたわる貴重なひととき♡

園芸雑誌をもって、「このボタンの花色と同じネイルで」とお願いしました。
色ってとても豊富だから、ビジュアルで伝えるのが一番^^

ネイリストさんと話していて、

「ガーデンデザイナーという仕事の存在を初めて知りました!」と言われ、


一般的にはまだまだ知られていないことを実感した次第です。

立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花
最近、華やかな植物も好きなりました
















異業種の方と話すと、お互いの世界を知ることができて楽しい。

もうひとつ、会話で分かったのは、
女性で庭づくりの仕事=花好きでマメに庭の手入れをする人、だと思われるという事。

私は、園芸店でみかける一年草は、詳しくありません。

一年草って花の旬を過ぎると、日本の気候では次の年は花を見ることはできないんです。
私の印象は、毎シーズン植え替えて、花壇や鉢物に咲かせる華やかな植物、という感じ。

実際に、庭づくりの仕事では一年草は使わないです(私の場合)

じゃ、何を扱うの?というと、

庭づくりでは、
季節がめぐり花が咲き、冬は地上部が枯れ、春にはまた芽吹いて咲く=宿根草を使います。

植えっぱなしでもよい草花を、私は使います。

そして、
庭の骨格として樹木や石、フェンスやデッキ、ブロックなどを使います。
造園、という方が伝わりやすいかもしれません。















庭という器づくり、です。

庭のなかで遊ぶもよし、部屋からながめるもよし、敷地外の人からみてもらうもよし、
という理想を思い描き、仕事をしています。

ネイリストさんって、爪に色をのせるまでに、手指と爪のお手入れをじっくり丁寧にしてくださいます。とても地味で根気の要る重要な作業だな、といつも思います。
だけど、
そこでできた基礎がとても重要で、ネイルの仕上がりを大きく左右するんですよね。
いや、一見、華やか〜な職業と思いきや、やはりどの仕事も土台となる基礎づくりが最も地味で重要、と実感しました。

はい、もちろん!
ネイルの仕上がりには大満足でルンルン♪気分で帰宅しましたよ〜\(^o^)/

庭でいう基礎は、植物だと土、水はけ、という目に見えない部分です。

日当たりもよく、水もあげてるのに、なぜか植物の調子がイマイチ。。という場合は、土の状態、水はけにも注意してみてください。

困った時は、プロに相談されることをオススメします。
植物の種類がその場所に適しているかも、チェックしてみてください。

個々の得意なことを活かして、豊かで美しい生活を
(*˘︶˘*).。.:*♡

ガーデンデザイナー 宮森有子

心穏やかになれる、自然を暮らしのそばに
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