2020/05/14

お客様からの質問「チューリップの球根。鉢植えの場合、どんな風に植えたらいいですか?」

今回は、
お庭のご依頼をいただいたお客様のSさんからのちょっとした質問をもとにブログを書きます。
屋外に花束のような鉢があると、ちょっと特別な気分になれますね☆















Sさん「庭に植えるには少なく、鉢植えには多すぎる数の球根をもらったのですが、、、どんな風に植えたらいいと思いますか?」

→私「鉢植えの場合、ぎゅっと!密集させて植えると良いですよ」と伝えました。

Sさんは、間隔をあけて球根を植える、という基本を今までされていたんだと思います。なので、鉢植えには多すぎる数、と表現されたのでしょう。

この会話からしばらく経った4月、
「めっちゃ綺麗に咲いてます〜」と嬉しい声をいただきました。

実物を見て、私も感動しました!
写真を撮り忘れた(*_*;ので、

どう綺麗なのか、を言葉で表すと、特別な花束のような美しさ。

球根が園芸店やホームセンターに並ぶのはまだまだ先ですが、次の春のお楽しみのひとつにしてみてください♡
(*˘︶˘*).。.:*あっ、通信販売カタログにはもう載ってました!
日の当たる場所なら、ベランダや玄関先でも楽しめます。

一般的によく見るチューリップは、花後の5〜6月頃は、球根を掘り上げる手間が必要ですが、原種系チューリップは植えっぱなしで!
OK!?(✽ ゚д゚ ✽)

他のお客様の庭では、チューリップ(ご自身で植えられた原種系の小柄な黄色のもの)が毎年咲いてます!!
素晴らしい〜☆彡

そのお庭は日あたりがよく、寒肥もされているので土の状態もよいからかもしれません。

先日、届いたカタログ↓にも、
各写真の右下に、植えっぱなしOK、と表記されてます。
サカタのタネ
家庭菜園・園芸ライフの通信販売カタログ
家庭園芸 2020夏秋号 より
小ぶりでカワ(・∀・)イイ!!印象



























おうち時間も大切ですが、屋外での楽しみもぜひ作ってみてください。

ガーデンデザイナー 宮森有子

心穏やかになれる、自然を暮らしのそばに
MIYAMORI-DESIGN.COM

2020/05/07

庭づくりは誰に?どこに相談したらいいのでしょうか?決め手は何?


庭のイメージスケッチ©miyamori design





















鳥のさえずり、心地よい風、木漏れ日をあびて一服する。
穏やかな気持ちになれるお気に入りの場所が庭。

いざ、つくりたい!となると、知り合いや口コミ、ネット検索が情報手段になることと思います。

造園会社、植木屋、左官屋、エクステリア会社、デザイン事務所、ホームセンター、園芸店などど。沢山ありすぎて、一体どこに何を相談するのがいいの?となることと思います。

私の経験上、どんな風に捉えているかというと、
  • 植物や鉢、土など豊富な材料、旬のものを扱う、園芸店やホームセンター
  • 植物や石、水などの自然物の扱いが得意なのは、植木屋さん
  • 切石、コンクリート製品、ブロックなどが得意なのは、左官屋さん
  • フェンスやカーポート屋根、門扉等のアルミ製品や照明は、エクステリア会社
  • 上記をすべて扱い、完成までの全てを担い、現場に応じた職人と監理を行う、造園会社
  • デザインと設計業務がメインで、現場に応じた施工者と監理を行う、デザイン事務所や会社

たくさんあります。
同業であっても、それぞれの特徴がありますので、施工例、人をみること!

電話や、メール問い合わせをして資料を取り寄せたり、直接会って、施工例をみせてもらい、話をしてみるのが一番いいです。きっと相性がわかると思います。

「どこの誰に依頼するか」はとても重要

なぜなら、庭づくりは既製品の組み合わせではないから。
同じ材料でも、仕上げ方、扱い方、細部の納まりで完成度が異なります。

【お気に入りの庭がほしい!という方へアドバイス】
基本は、あなたの話を聞き、受け止め、些細な疑問や質問にも丁寧に対応してくれるところに依頼するのがベスト、です。

あなたの話していることが伝わらない、理解してもらえない、違和感がある時は、打合せを無理に進めない方がいい。
双方の意思疎通ができて信頼関係があってこそ、いい庭、お気に入りの庭ができあがるのですから。

一緒につくりあげるんだ、という意識で打合せに望むのがベストです。
固く考えずに、コレは好きだけど、こういう感じは嫌い、というのを伝えるといいです。


ファーストプランが有料の場合は、

①まずは施工例をみましょう。
つくり手によって庭の雰囲気は多様です。
同じ図面であっても、誰が現場のデザイン監理をするか、どの植物をどんな風に選ぶかで仕上がりが変わってきます。例えば、同じ樹木であっても樹形、傾き、見せ方はつくり手が選び、植えるので、出来上がりに影響します。

庭が完成してからもメンテナンス等でお付き合いが続くことが多いので、

②次に大切なのは、
あなたに対応する窓口が誰であるのか、ということが大切になります。
例えるなら、あなた専属の美容師さんを誰にするのか、です。

最初の連絡→庭づくりの打合せや相談→施工期間中のスケジュール管理やデザイン監理の詳細確認を誰に、どの会社にしてもらいたいか、ということです。
デザイン内容はもちろんのこと、完成に至るまで信頼して任せようと思える人であるかを、初顔合わせの相談時に確認してください。

お客様との信頼関係があてこそ、つくり手であるデザイナーや設計者のチカラは発揮されます。
庭づくりの打合せの時は、遠慮せずに何でも話してみてくださいね!

次回は、
私が庭のデザインで大切にしていることを書こうと思います。

ぜひ、ご覧ください^^

ガーデンデザイナー 宮森有子

心穏やかになれる、自然を暮らしのそばに