2019/03/11

庭づくりの最初の計画について:あなたが庭に求めるモノ、庭でしたいコトは何ですか?

いろんな春の宝物を見つけてはワクワクする季節です☆
いかがお過ごしでしょうか^^
シモクレンとサクラ 優雅で好きです















この時期は、
何かを植えたくなったり、庭づくりを考えはじめる方もいらっしゃることと思います。

その第一歩で、お伝えしたいことを今回は書きます。

〜プロに任せる方もそうでない方にも共通すること〜

大切なのは
庭に何を求めているのか、を見つけるコトです。
つまり、
「あなたはどのような暮らしがしたいですか?」を意識してみる、というコトです。
(↑以前、ブログに書きましたので、よかった読んでください^^)


・手入れは少なく、香りや花を楽しみたい方
・屋外で光や風に吹かれ日々の疲れを癒やしたい方
・アウトドア気分で食事をしてみたい方
・草花の手入れそのものもを楽しみ、植物との暮らしをしたい方
・強い陽射しを柔らかな光に変えて室内を快適にしたい方
など

上記のように、庭の役割は人によって様々。

この地味に思えるスタート地点、大切です。
力を蓄え、どんどんイメージを膨らませましょう!











植物を早く植えたい!という気持ちにプラスして↓

植えた後にどう成長をして(=植物の性質を知る)
どんな庭のある暮らしをしたいのか(=「見る」がメインか、実用を重視かなど)

を庭づくりの最初の計画に入れてみてください。

そうすることで、
植物の種類やアイデアがより具体的になり、庭づくりにエンジンがかかります。

人に話すと、考えが整理されるので、友人、ご家族に話してみるのもいいですよ♪

意見の対立で、困ったら、、冷静に(*_*;
家族で意見が合わなくても、それは、それでいいのです!

互いの話を聞いて、すり合わせることで、プラン内容が具体化したり、アイデアがわいたりしますから。
















なかなかエンジンがかからない、とにかく意見を整理してなんとかしたい!という方は、プロに相談するのもアリ。

私、ガーデンデザイナーとしては、
お客様の「こんなことがしたい!」「それ、憧れの生活スタイル!」という眠っていた要望が打合せ中にでてくると、嬉しくなり、プランづくりが一層楽しくなります^^

最初からはっきりした要望があるお客様もおられますが、「ああ、そういえば!こういうことが好きだったわ」と、打合せ中に気づく方が多いです。

私の場合、
最初のご相談は無料で承っています。
※具体的なアドバイスは有料

初めてのご相談時には施工例を紹介し、デザイン費なども説明しています。

庭づくりに興味ある方は、ホームページも是非ご覧ください (^.^)/

ガーデンデザイナー 宮森有子
MIYAMORI-DESIGN.COM

2019/02/24

心を鷲づかみする春の花〜スノードロップ〜球根

スノードロップが咲きました、と
お客さまからとっても嬉しい報告をいただきました。

昨年の秋に竣工したお庭に春がきた〜♡^^
2019.2.15 上品な純白の花が早春に咲きます
スノードロップ(球根)ヒガンバナ科 
原産はヨーロッパ西部「日陰をいかす庭づくり」別冊NHK趣味の園芸より


















玄関先でも春を感じてもらいたくて、シンボルツリーの落葉樹の足元にこっそり植えたものです。

他の植物がまだ活動していない2月の静かな庭に、咲いてます。

スノードロップの可憐な姿に(*^^*)、心を鷲掴みされます〜

スノードロップは、
カレル・チャペック 著、飯島周 訳の「園芸家の1年」という本にも、でてきます。

「春の使者」
「この白いかよわい小さな盃の美しさ」と表現されていて、

本当にそうだな、と思う。

カレル・チャペック(1890-1938)は北東ボヘミア(現在のチェコ)に生まれた作家さん。

国も時も超えて、春を待ち遠しくおもう人の心は同じなんですね〜
スノードロップの群生↑に感動(*˘︶˘*).。.:*♡
京都の北山駅降りてすぐにある府立植物園 2020年2月11日























球根は秋頃から園芸店などで出回りますので、気になる方はチェックしてみてください。

ガーデンデザイナー 宮森有子
MIYAMORI-DESIGN.COM


2019/02/22

春を告げる植物:ミツマタ 2月

ここ数日、近所を散歩するたびに春を感じます

春を感じる植物、といえば
ミツマタの蕾


しおらしい佇まいが美しい☆
2019.2.21 石山寺駅周辺 ミツマタ 落葉低木
ジンチョウゲ科 ミツマタ属

















銀白色の綿毛に包まれた葉芽と花芽が
柔らかな光に反射してキラキラ輝いてます
「私、ここにおります」って感じで。

開花前のミツマタの姿
透明感があって、本当に素敵



私がこの植物にはじめて出会ったのは、
東京で働いていた頃の
個人邸のお庭リフォームに携わった時。

冷たく乾燥した朝の空気のなか、
庭で一番目立っていた。

1M位の高さで、葉張りは1M以上。
丸い銀白色の蕾が沢山ついて、芸術品のようでした。

ミツマタは、
3月頃に黄色の花が咲き、
ジンチョウゲと同じような葉が開いてきます。

今年は花も葉も写真撮れるように、観察してみようかな^^
あの時みた芸術品のように、立派な姿になってね〜
群生したミツマタを見に行きたい!















春のはじまりの、ウキウキ感
いいものです。

ガーデンデザイナー 宮森有子
MIYAMORI-DESIGN.COM

2019/02/21

上賀茂神社 2月(アセビの花、シダレザクラ)

上賀茂神社の神様に呼ばれた気がして、行ってきました^^
遅ればせながらの、初詣♡気持ちが引き締まる! 2019.2.21

















学生時代、近くに暮らしていたので、
周囲の変化には驚いたのですが、

上賀茂神社は今も圧倒的な神々しさがあり、

安堵と感謝の気持ちがこみあげてきました。・゚・(ノ∀`)・゚・。

ザクザク、と歩をすすめ、深呼吸〜


この気持ちよさと
ほっとする感じは
庭空間に共通する。


シダレザクラの足元で、
ひとり、エアー花見(咲いてないので)^^

ぽかぽか春の陽射しにピンクの可愛い花の傘を想像〜
昨年の台風の影響か、折れた枝が痛々しかったけれど、
今も変わらない圧倒的な存在感に心震えた。素晴らしい。



















静かな植物たちのなか、
目をひいたのはアセビの花
まだ寒いこの時期の花と常緑の葉は貴重。
和洋どちらの庭にも合うので重宝します。

因みに漢字では馬酔木。
毒性があるので、小さなお子様は注意!
アセビ























澄んだ空気のなか、私なりの静かな初詣。

人目を気にせず、大木に両手をあて、会話。
とてもいい時間でした。

皆様にとって素晴らしい年となりますように。


MIYAMORI-DESIGN.C0M

庭木を植える時、5年後の姿を思い描いてみる

個人邸の庭づくりをする時、
5年後、10年後の植物の姿を思い描きます。
植栽計画図と施工例





















なぜかというと、
植えて3年もすると、手に負えないほど繁茂することもあるから。
丈夫で成長が早い、という植物は時に植える場所に気をつけましょう。


私の場合、庭の理想(生長イメージ)の姿をもとに、プランづくりします。

具体的には、
地植えの場合、
・植物の生育環境と成長の特性(高さや広がり、成長スピード等)
・手入れ(のしやすさ、とプロに任せる部分を考慮)
・植物全体のバランス(高さやボリューム)
を考えて組み合わせます。

そして、重要なのが
・お客さまの好みの色
・建物や庭空間とのバランス(高さ、ボリューム、色調など)


庭や外構の植物は植えたら完成、ではなく

お客さまの手に渡ってから完成へむかう、と考えます。

何年も先を考えるのは、植物が健康に育ってほしいから。

元気な植物の姿をみると、こちらも気分アップします(^o^)
気持ちがあがるってのは、大切です☆

そして、
家の掃除と同じように手入れをしていくと、心地よい庭へ近づきます。

それが、最初に思い描いた庭のイメージ(予想図)
困ったときは一緒に考えます^^ご相談ください














あなたが心地よいと感じる庭を思い描いて

プランづくりをしましょう!

季節の移ろいがより愛おしくなってきますよ〜

ガーデンデザイナー 宮森有子
MIYAMORI-DESIGN.COM


2019/02/19

私の好きな庭:ウィリアム・モリスのレッドハウスの庭 イギリス2018.5

昨年の5月のこと、
初めてレッドハウス、
テキステタイルで有名なウィリアム・モリスの(新婚時期の)家を訪ねました。
















レッドハウスはもちろんのこと、想像以上によかったのは庭。

ベンチに座って庭を眺めていたはずなのに、あたたかい陽射しと木陰、鳥の鳴き声と心地よい風に吹かれていると、うたた寝をしてしまった〜

ちゃんと観察しよう!と思っていたのに、全身の力がぬけて、頭もぼんやり〜何も考えられない、考えたくない、という心?魂?の解放時間となってしまいました^^;

庭って、人と自然がつくりあげる楽園、と肌で感じました。

庭、といってもほんとうに様々な形態があるけれど、持ち主の心や思想が源になっている。常に持ち主の心の状態が表れますよ。
(ひゃ〜〜*^^*〜〜)
友人が撮ってくれた写真です





















↑めっちゃいい気分で散歩してる私。
昨年の5月、多忙を極めていた時期だっただけに、
天国のような空気感と色彩すべてが鮮明に脳裏に焼き付いてます。

今回訪れたレッドハウスの庭ですが、現在はナショナル・トラストが管理しています。
事前に予約すれば、ボランティアの方がとても丁寧に案内してくださいますよ^^

庭や自然の恵みは慌ただしい現代こそ求められているのではないかな?
なんて大きなことに思いを馳せた旅でした。

ガーデンデザイナー 宮森有子
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冬のシュウメイギクの姿も美しい

梅の花がちらほらと咲き、
心がちょっぴり春めいてきました。

ここのところ、植物の生命力、
生き延びる力に感動することが多くなりました^^

人はあーでもないこーでもないとグルグル悩んだり、
落ち込んだりしますが、
そんな渦中にいる時ほど、植物の姿にはっとします。

生き延びていこうとする姿
その姿こそが美しく
私達を癒やし、励ましてくれます。

まだまだ寒いこの時期、
シュウメイギクの姿に感動したので、upします☆
2019.2.13 シュウメイギクの種 ふわふわ綿毛は風にのる〜





















シュウメイギクは株がどんどん大きくなるので、地植えの場合は場所に気をつけましょう。

開花時期、風にそよぐ姿は優雅で和洋、どちらの雰囲気にも合います。

慌ただしい日々、
ちょっとしたスキマ時間に自然の姿へ目を向けるだけで
心がほんの少しほぐれます^^



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