2019/02/21

庭木を植える時、5年後の姿を思い描いてみる

個人邸の庭づくりをする時、
5年後、10年後の植物の姿を思い描きます。
植栽計画図と施工例





















なぜかというと、
植えて3年もすると、手に負えないほど繁茂することもあるから。
丈夫で成長が早い、という植物は時に植える場所に気をつけましょう。


私の場合、庭の理想(生長イメージ)の姿をもとに、プランづくりします。

具体的には、
地植えの場合、
・植物の生育環境と成長の特性(高さや広がり、成長スピード等)
・手入れ(のしやすさ、とプロに任せる部分を考慮)
・植物全体のバランス(高さやボリューム)
を考えて組み合わせます。

そして、重要なのが
・お客さまの好みの色
・建物や庭空間とのバランス(高さ、ボリューム、色調など)


庭や外構の植物は植えたら完成、ではなく

お客さまの手に渡ってから完成へむかう、と考えます。

何年も先を考えるのは、植物が健康に育ってほしいから。

元気な植物の姿をみると、こちらも気分アップします(^o^)
気持ちがあがるってのは、大切です☆

そして、
家の掃除と同じように手入れをしていくと、心地よい庭へ近づきます。

それが、最初に思い描いた庭のイメージ(予想図)
困ったときは一緒に考えます^^ご相談ください














あなたが心地よいと感じる庭を思い描いて

プランづくりをしましょう!

季節の移ろいがより愛おしくなってきますよ〜

ガーデンデザイナー 宮森有子
MIYAMORI-DESIGN.COM


2019/02/19

私の好きな庭:ウィリアム・モリスのレッドハウスの庭 イギリス2018.5

昨年の5月のこと、
初めてレッドハウス、
テキステタイルで有名なウィリアム・モリスの(新婚時期の)家を訪ねました。
















レッドハウスはもちろんのこと、想像以上によかったのは庭。

ベンチに座って庭を眺めていたはずなのに、あたたかい陽射しと木陰、鳥の鳴き声と心地よい風に吹かれていると、うたた寝をしてしまった〜

ちゃんと観察しよう!と思っていたのに、全身の力がぬけて、頭もぼんやり〜何も考えられない、考えたくない、という心?魂?の解放時間となってしまいました^^;

庭って、人と自然がつくりあげる楽園、と肌で感じました。

庭、といってもほんとうに様々な形態があるけれど、持ち主の心や思想が源になっている。常に持ち主の心の状態が表れますよ。
(ひゃ〜〜*^^*〜〜)
友人が撮ってくれた写真です





















↑めっちゃいい気分で散歩してる私。
昨年の5月、多忙を極めていた時期だっただけに、
天国のような空気感と色彩すべてが鮮明に脳裏に焼き付いてます。

今回訪れたレッドハウスの庭ですが、現在はナショナル・トラストが管理しています。
事前に予約すれば、ボランティアの方がとても丁寧に案内してくださいますよ^^

庭や自然の恵みは慌ただしい現代こそ求められているのではないかな?
なんて大きなことに思いを馳せた旅でした。

ガーデンデザイナー 宮森有子
MIYAMORI-DESIGN.COM