2015/10/13

庭木で注意したい害虫Part 1:イラガ、刺されないようにご用心!

朝晩が冷え込んできましたが、
まだ活動中の害虫がいます。
刺されないように注意が必要なのはイラガやチャドクガ。

今回は、

イラガについて

体は黄緑色で葉のウラにくっついてるから見つけにくい(・_・;)
生まれたばかりは、集団で葉裏に横一列に並んでます。。

⚠以下、虫の写真がありますので、苦手な方はご注意ください(*^^*)

滋賀県大津市の場合、
① 梅雨の後半でむし〜っとしてきた頃〜
② 9月〜10月前半

年2回にイラガの幼虫(2㎜〜2.5㎝)をみかけます。

体長1.5㎝程の幼虫
色合いはさわやか&綺麗ですが、背中の棘に触れると痛い!らしい。

















幼虫をみつけたら駆除するようにします。

私は基本的に手袋&ハサミを使用。
(すぐに出せるようにしておくと便利)

幼虫や繭(まゆ)を見つけたら駆除します。
幼虫のいる葉を一枚ハサミでとり、
「ゴメン!」といって処分。

樹木についた全てを、というわけにはいかないですが、
人の頭上、体が触れる範囲、少くとも動線のイラガは駆除したいものです。
刺されると激痛が走る(by職人さん)

体長が2.5㎝くらいになると、幹や枝に繭をつくり、羽化。
蛾となり、また卵を葉に産み付ける。

繭は見たことある人、多いかも。
イラガの繭:成虫になり穴からでたあと


















穴があれば、羽化して飛び立ったあと。
できれば、その前に駆除したいですね。
卵を産むとまた増えますから。。

繭は幹や枝と同化し、しかもとても硬いので手でとるのは困難。
私は手スコップやハサミなどを使います。
樹木を傷つけないよう注意して取り除きます。

手に負えない場合は、
植木屋さんなどのプロに依頼する方がよいかもしれません。
小さなお子様やご近所への配慮をしてから駆除してもらいましょう。

自然の力をかりるなら、私はカマキリさん!

4〜5月頃、卵鞘の上部から沢山のチビカマ達がでてきますよ。
チビカマ出動!梅雨時期のイラガ幼虫と重なるので、
食べてくれればラッキー。

ちびイラガを撃退してくれる(個人的感想)
カマキリさんの卵!(卵鞘:親指くらいのおおきさ)
駆除せずにチビカマキの活躍を待ちましょう〜
イラガの繭より大きく写真の卵は2.5㎝程あります。
ギザギザして真ん中に筋がついてるので、
見分けは簡単。上写真はチビカマ達が巣立ったあと。





















カマキリは肉食だから、庭の救世主!と思っています^_^

カマキリさん、イラガをGET!ステキです〜♡


















次回は私のイラガの見つけ方、ポイントを紹介しますね→Part2

ミヤモリデザイン事務所

秋空に〜♪ コバルトセージのブルー

草花の切り戻しってためらいますね。
なんだか可哀想な気が・・って。

だけれども、そのままよりも「切る=手入れ」が大切な時もあります。

人が植えた植物たちはやはり手入れが必要。
鉢植えや庭は手入れをすることで、愛情がわいてきますよ。

手入れにかけられる時間と
費用(職人さんに依頼する場合)を考慮して、
植栽計画することがポイントです。
庭の植物たちとのいい関係を築いてゆけます。

先日は今年3月に竣工したお庭「丘に佇む住まい」へうかがい、
お施主様と一緒に草花の手入れをしました。

コバルトセージ、カラミンサ・ネペタの花達がとても綺麗で
青空に映えること!

コバルトセージ 2015.10.7


































だけれど、コバルトセージは伸びすぎたので剪定。

お施主さまが撮影してくださったのが↑の写真。

来年は梅雨頃に切り戻し、
この時期(10月初旬)に程よい高さ60-80㎝になるようにしましょう、
と話しながら手入れを行いました。

雑草や傷んだ葉などの手入れ完了後、
ほんとうに気持ちよい風が通り、人も植物も清々しい気持ちになれましたよ!

ツリバナの実と紅葉の写真も掲載いたします。
まんまるでぷらり〜と揺れるツリバナの実が秋の風鈴みたいでした。
           ↓(矢印のちょうど下がツリバナの実)


































樹木たちも初めての夏を無事に乗り越えることができました。
秋は乾燥するので、引き続き晴れた日には水やりをお願いいたします。

こうしてお施主さまと庭とのいい関係ができあがってゆくのですね〜