たくさんの恩恵をもたらしてくれる庭ですが、美しく健やかな状態を保つための注意ポイントをご紹介します。
今回は、特に
5月から9月にかけて注意したい害虫について
この記事は、
「葉の色がおかしいのですが、このままでも大丈夫ですか?」というお客様の声をもとに書いてます。庭は育てる楽しみと同時にやはり手入れや気配りが必要です。
こうした声に私は育ててもらっています(*^人^*)
夏の終りに植えたミツバツツジ
↓イメージ画像
植えてから2年目の7月頃、葉が少し銅色になってきたそうです。
梅雨が長かったので、葉焼けとも考えにくく、原因がすぐには分からず即答できませんでした。
せっかく植えたんだから元気に育ってほしい!
ツツジグンバイムシによる被害ではないか、という結論に至り、それをお伝えしました。
個人でできる対処法としては、ホームセンター等で手に入るスプレー型の薬剤散布。
5月から9月にかけて卵から成虫になる過程で、葉が赤くなったり、ときには庭木を弱らせたりします。確かに、私の周囲にあるツツジなども、同じような状態の葉、ちょっと穴が空いた葉はみたことがあります。下手すると葉を全部食べられてしまい、美観が悪くなるので要注意。やはり、庭木はいきいきとした姿が一番!
全ての虫を駆除する必要はありませんが、植物を枯らしたり、人に被害がある害虫だけは必ず!対処。
見つけたら躊躇せず!駆除してください!!
他にも、すぐに対処!の要注意の害虫は?
【植物を枯らす可能性がある害虫】
- カミキリムシ(幼虫:テッポウムシ)→樹木の根元に木くずを見つけたら要注意!!
※上記のブログには虫の写真があります☆苦手な方はご注意を☆
幹の中で幼虫から成虫になり、直径1センチ程の穴をあけて幹からでてくる
※モミジや柑橘類は8月頃から観察すること
- オリーブゾウムシ→カミキリムシと同様、樹木の根元に木くずを見つけたら要注意!!
※上記のブログでは、植え替えをする決断をされたお客様について書いてます。
幼木ではなく、根元が直径5~6センチ位になる頃に被害にあいやすく、木クズに気づかず放置してしまうと、多くの穴があいてオリーブそのものが枯れる。実際に被害にあった樹木は無数の穴があき、枯死。本当に可愛そうなくらい穴だらけになります。
上記の2種類共に、木くずをいかに早く発見できるかがポイント!
樹木の足元に他の植物が茂りすぎる場合は、見逃さないよう注意して確認するとよい。
【人に被害がある害虫】触れると刺されて痛い!!
- イラガ→小さなイラガが密集した葉は細かなレース状または、葉の緑が白く透ける状態になる。放置すると、成長したイラガが単独行動して葉を食べ始める。その時は地面にイラガの丸い3〜4ミリのフンが地面に多く見られるようになる。地面がコンクリートの場合は雨などで茶色くなる。
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カマキリはイラガを駆除してくれます |
「庭木で注意したい害虫Part 1:イラガ、刺されないようにご用心!」※上記のブログには虫の写真があります☆苦手な方はご注意を☆
※モミジ、ジューンベリー、ヤマボウシ、カツラ等の落葉樹でみかけることが多い。
滋賀県大津市の場合、
① 梅雨の後半でむし〜っとしてきた頃〜
② 9月〜10月前半
- チャドクガ→主にサザンカ、ツバキの葉裏について、触れると刺されるので、必ず手袋を使用すること。サザンカもツバキも常緑樹で庭木として使いやすいが、害虫には要注意!
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ツバキ:公園や遊歩道などでもよくみかけます 冬、花がとても美しい。 暖かくなってきたら、害虫に気をつけよう^^
(因みに、サザンカはツバキより花も葉も小ぶりです) |
害虫の種類にもよりますが、初夏〜秋までが注意時期です。
あれ?いつもと様子が違う?と感じたら、よく観察して見てくださいね!
そして、
真夏の水やりは太陽がでていない早朝か夕方に(*˘︶˘*).。.:*♡
ガーデンデザイナー 宮森有子
MIYAMORI-DESIGN.COM